クラゲが放つ「手裏剣」 熱帯の海でチクッとする原因が解明される

1: anipis
 岸辺にマングローブ林のあるような熱帯の海で、クラゲにふれていないのに刺されたようなチクッとする痛みを感じることがある。長く分かっていなかったその原因を明らかにしたと、米国海軍調査研究所などの研究チームが報告している。 熱帯の海には、浅瀬で傘を下にして泳ぐサカサクラゲの仲間がいる。チームはこれに関する科学論文を、約100年前までさかのぼって調べて手掛かりを探した。

そして、ある種(Cassiopea xamachana)が分泌する粘液に、とても小さな細胞塊が含まれていることに気づいた。顕微鏡を使った観察から、カッシオソームと名付けたこの細胞塊が、多くの毒針がついた刺胞に覆われていることを見つけた。

カッシオソームと呼ばれる細胞塊を出すサカサクラゲの仲間。体の外に浮かぶ、ふわふわとした白い粘液の中に細胞塊が含まれる=研究チーム提供

普通のクラゲは、足のように見える触手に毒針付きの刺胞があり、餌となる魚やプランクトンを捕らえるのに用いている。今回調べたクラゲは、刺胞がいっぱいある細胞塊を、忍者の手裏剣のように水中に放出して、獲物を捕らえるのに使っていた。

人が海中で感じるチクッとする痛みは、この毒針にふれたことが原因と考えられた。同じような刺胞付きの細胞塊は、近縁なクラゲ4種からも見つかった。

 報告は科学誌コミュニケーションズ・バイオロジー(https://doi.org/10.1038/s42003-020-0777-8別ウインドウで開きます)に掲載された。
朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/ASN345S9PN33ULBJ00P.html

4: anipis
新陳代謝だから当然なんですけどね
枯れ葉が落ちるのと同じ
6: anipis
今度生まれ変わったらクラゲになる
7: anipis
しびれくらげがあらわれた!
8: anipis
「大、丈、夫」
9: anipis
ウルトラ痛かった
グアムの海でやられたのが数回あった
12: anipis
水中にただ放出してるなら「撒菱」
管から内圧で押し出してるなら「吹き矢」
触手を振り回して飛ばしてるなら「手裏剣」

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