若いホホジロザメの主な死因は漁網、研究成果

1: anipis
■漁業による混獲が、若いサメの命を奪う

南カリフォルニアの太平洋では、サメと人間の確執が続いている。

北米西海岸における調査で、若いホホジロザメが死亡する最大の原因が漁業であるとする論文が、
学術誌「Journal of Applied Ecology」に発表された。

2002年から2016年にかけて、
米国カリフォルニア州南部とメキシコ西岸の沖合に生息する37匹のサメに衛星通信型タグを取り付けて追跡調査した。
タグからは、それぞれの個体の位置や水温などの情報が送信される。
調査期間中に追跡したサメのうち、「自然死」を遂げたのはわずかに2匹のみ(1匹は捕食、もう1匹は死因不明)。
ほかは漁業が関連する死だった。

■漁獲対象でなくても網の犠牲に

米ネブラスカ大学リンカーン校の生態学者ジョン・ベンソン氏は、
北東太平洋で若いサメが死ぬ原因を定量的に調べるため、米モントレー湾水族館と共同で調査した。
ベンソン氏は以前から漁業がホホジロザメの主要な死因ではないかと考えていたが、
若いサメの混獲数は調査されたことがなかった。

「混獲」とは、漁獲対象でない魚を意図せず捕ってしまうこと。たとえば、メカジキ漁を行っていてサメを捕獲してしまった場合、サメは混獲されたことになる。

混獲で死ぬサメの大半は、刺し網が原因で命を落とす。
刺し網漁は、通りかかった生物を区別なく捕獲してしまうことが多い漁法で、議論の的になっている。
サメはこの網にからまり、逃れることができずに死を迎えるのだ。
カリフォルニア州もメキシコも、サメを意図的に漁獲することを規制しているものの、
ほかの魚を捕ることを目的に刺し網を使うことは禁止されていない。

■混獲と個体数との関係は不明

若いサメの混獲が実地で調査されたわけだが、
それだけで混獲がホホジロザメ全体の個体数を脅かす最大の要因と結論付けるのは早計だと、ベンソン氏は言う。
というのも、サメの実態を研究するのは難しく、個体数の動態もよくわかっていない。
今回の調査だけで、この地域で漁業がホホジロザメ全体に与える影響のすべてを調べ上げたとまでは言えないのが実状だ。

「それでも、魚の数が減っている最大の原因は漁業であることは明らかです」とベンソン氏は話す。

近年、南カリフォルニア沖ではホホジロザメの目撃回数が増えている。
厳しい保護政策がとられるようになった結果、少しずつだが個体数が回復している。

ただ、個体数の増加にともなって混獲が増えているかどうかは不明だとベンソン氏は述べる。
太平洋におけるホホジロザメの個体数の増減傾向を把握するのに、
今回の研究が重要な役割を果たすだろうと、同氏は付け加えた。「謎の解明に向けた第一歩になればと願っています」

■サメの混獲をなくす3つの策

「ホホジロザメの混獲対策としては、沿岸付近に網を設置させず、
また実際に網が仕掛けられていないかを頻繁にチェックすることが効果的です」と、
論文の共著者クリス・ロウ氏はメール取材で述べた。

海洋保護団体オセアナの海洋学者マライア・フレイガー氏は「サメの混獲は、解決可能な問題です」と述べる。
そのために、「漁ごとに、混獲したサメだけでなく生物すべての種類と数を記録すること。
科学的根拠に基づいて漁獲量の上限を定めること。
漁具の改良やモニタリングを強化してサメの混獲を意識的に防ぐこと」の三つの対策を提案している。

ナショナルジオグラフィック日本版サイト
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/18/051100210/

2: anipis
>>1
若いホホジロザメを捕食したのは何?
3: anipis
>>2
より大型の同種か、異種のサメだと思う
4: anipis
頬白鮫の頬の読み、ほおでもほほでもどっちでも良いのか。知らなんだ。
5: anipis
上手な対策を望みます。
10: anipis
混獲された魚は海に返されずにそのまま殺されちゃうんだ?
それとも網にかかった時点で命をほぼ落としちゃうのかな?
14: anipis
ホオジロザメと覚えていた

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