マレーグマも「顔まね」、驚きの社交スキル、研究

1: anipis
■正確な表情の模倣はヒトとゴリラ以外で初、しかもほぼ単独生活者

コミュニケーションを取るとき、私たちの顔は相手の微妙な表情を映し返す鏡のような働きをする。それは同意や共感を示すためかもしれないが、目的が何であれ、相手の表情をまねるのは、人類の複雑な社会を成り立たせる鍵のひとつだ。ヒト以外にも表情を用いたコミュニケーションを行う動物がいるものの、正確にまねられるのは、これまでヒトとゴリラだけとされてきた。

ところが最近、類人猿とかけ離れたマレーグマが、こうした高度な社会的能力をもつことが発見された。研究結果は3月21日付けの学術誌「Scientific Reports」に発表された。

マレーグマ(Helarctos malayanus)は世界最小のクマだ。大型犬ほどの大きさで、東南アジアの熱帯雨林に生息している。彼らは霊長類とは異なり、複雑な表情がコミュニケーションで重要な役割を果たすと思われるような、上下関係のある大きな集団を形成したりはしない。マレーグマは社交的でないとは言えないが、おおむねひとり我が道を行くタイプである。そう説明するのは、論文の著者の1人で、英ポーツマス大学の比較心理学者マリーナ・ダビラ=ロス氏だ。

「野生のマレーグマは、基本的に単独で生活しています」と同氏は話す。「オスは縄張り意識が強く、メスは子供とともに暮らす、限りなく単独性に近い種です」

マレーグマの表情をまねる能力が特に予想外なのは、この単独性のためだ。今回の発見は、このような洗練された社会的能力を持つのは、もともと社会性の高い種に限らないかもしれないことを示している。基本的に単独で過ごすよう進化した動物ですら、このようなやりとりができるのだとしたら、表情の模倣は社会性の高い種だけが持つエリート的な能力というわけではないのかもしれない。複雑な社会的交流は、今まで私たちが考えてきたよりもずっと、哺乳類の間に広く見られるものかもしれないのだ。

■すばやい反応、ヒトやイヌのよう

ダビラ=ロス氏は、ボルネオ島、マレーシアのサバ州にある野生生物リハビリテーション施設でオランウータンの研究をしていたとき、隣接する「ボルネオ島マレーグマ保全センター」を訪れた。マレーグマの救助活動や森へ帰すためのリハビリを行う機関だ。

保護されていたマレーグマたちに興味を持った同氏は、彼らが遊ぶところを見て、おかしなことに気が付いた。マレーグマたちが、互いの顔の表情をまねているように見えたのだ。マレーグマの行動が未だによく知られていないことを知ったダビラ=ロス氏は、他の研究者たちとともに調査を進めることにした。

研究チームは、森林の一部を囲った中で生活する22頭のマレーグマを観察し、370回以上の遊び行動をビデオに記録した。その後、映像を分析することで、マレーグマたちの表情の違いを注意深く評価し、表情を作るタイミングを細かく計測した。

マレーグマたちは遊び相手に対し、上の歯を見せる、または見せないかのいずれかの方法で口を開けることが多かった。また、口を開けるのはたいてい、自分が遊び相手に見られていることがわかったときだった。これまで、他個体に注意を向けられたときに表情を変えるという行動は、霊長類とイヌだけで知られていた。
相手が口を開けたのを見たマレーグマは、たいていの場合、1秒以内にその表情をまねた。こうした「素早い表情模倣」もやはり、霊長類とイヌにおいてのみ知られていたものだ。

続きはソースで

ナショナルジオグラフィック日本版サイト
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/19/032600180/

2: anipis
ひとことでいうと
まねーぐま
5: anipis
マレーグマって見た感じは猿みたいだから
猿の仲間だと思ってた。マジグマなんだ
6: anipis
というか小さくてもあんまかわいくないな
7: anipis
動物園で熊に向かって変顔したり
アカンベーする奴が続出
8: anipis
マネーのクマ

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