魚類で最大種であるジンベイザメ。
その重さは最大19トン、体長は18メートルにも及ぶ大きなものまで存在します。
そして寿命は130歳ということが最近の研究で判明しました。
■謎多きジンベイザメ、年齢の推測が難しかった
ジンベイザメがどのように成長するのかを研究するのは、なかなかのチャレンジらしく、一体世界中に何匹くらいいるのかさえ謎であるというジンベイザメ。
これまでは死体の骨を調べて調査がおこなわれてきたそうです。
現在モルティブにいる科学者チームが、科学的な知識でうまく知られてこなかった部分を埋めつつ、ジンベイザメの調査に乗り出しました。
「一般的にサメの歳を推測するのは難しいことなのです」と語るのはノバ・サウスイースタン大学のMahmood Shivji教授。
これまでは標本の脊椎の輪をもとに年齢を推測してきましたが、本当にその脊椎の輪がサメの歳を表しているのかは不明でした。
■曖昧だったジンベイザメの寿命が判明
まずジンベイザメの大きさを測るために科学者チームは、ここ数年間ジンベイザメがよく集まってきている場所へ出向きました。
チームの一員、ノバ・サウスイースタン大学の大学院生Cameron Perryさんはジンベイザメとモルティブで何度もダイビングしてきたそうです。
巻尺とレーザーメジャー、カメラを携えて、いざサイズの調査です。
チームは44匹のジンベイザメを選んで追跡。ほぼ10歳ほどの若いジンベイザメたちです。
新しいサメと戻って来たサメは、体の柄で見分けます。
そして体長データを数学的モデルに入れ込み、過去の調査と照らし合わせ、一定の大きさではどれくらいの歳なのかを推測します。
するとオスのジンベイザメは25歳で十分に発達した大人となり、130歳まで生きるということがわかりました。
もちろんジンベイザメが長寿だということは、これまでにも知られていたことですが推測範囲としては79歳から174歳と曖昧なものでした。
■ジンベイザメの寿命を知る意味
メスがどれくらい生きるかを推測するには調査の数が少なすぎたとのことですが、こんなに大きな動物が長生きすると判明したのは、自然保護運動にとって重要なことです。
「寿命と成長のパラメータがわかると、ジンベイザメの過剰採取から頭数を回復するのにどれだけかかるかも推定しやすくなります。
そして効果的な計画も立てられますしね」と科学者は話しています。
どれくらい長生きするかがわかれば、どれくらいのジンベイザメが存在するかが推測できるからですね。
とはいうものの、130歳という寿命は推定です。
130歳のサメを直接見つけたわけではありませんが、これは今現在できるベストの推測ということになります。
この技術で他の種類のサメの歳も生きたまま測って判明させられると科学者チームは話しています。
「もう殺して捕獲したり、漁業で捕まったものを調査しなくて済みます」と。
こうやって標本にしなくても、多くの動物が生きたまま調査できるようになる技術が開発されるというのは、今後の自然界にとって大事なことですね。
GIGAZINE 2018.07.25 17:00
https://www.gizmodo.jp/2018/07/whale-shark-lives.html
お前もネットにかじりついてるだけの人生だろ?
今から稚魚を130年飼育しよう。
ホオジロ5m
ジンベイザメ18m
ヨウムを飼う時は自分の寿命に注意
あれ50年ほど生きるから
小さいコザクラインコでも16年くらい生きるから
鳥は長生きだよ