→オスは「育児のう」という袋の中で、受精卵を保護し、成長させる
→「育児のう」は、子供に栄養源を送る「胎盤」のような働きを持つことが判明
世の男性陣には、身重の奥さんの苦しみを目にし、「自分が代わってあげられたら…」と思っている方もいるかもしれません。
しかし、現在のところ、生物の中でそれができるのは「タツノオトシゴ」だけです。
タツノオトシゴの繁殖形態はめずらしく、産卵はメスの仕事ですが、出産はオスが担当します。
オスの体内には「育児のう(brood pouch)」という袋があり、そこで卵を保護して稚魚を孵化させるのですが、育児のうについては、まだほとんどが謎に包まれています。
しかし今回、オーストラリアのシドニー大学、ラ・トローブ大学の最新研究により、育児のうの役割について新たな事実が発覚しました。
なんと父親となるオスは、出産を担当するだけでなく、育児のうで子供に栄養を与える「胎盤」のような働きもしていたのです。
オスが出産を担当!その仕組みは?
タツノオトシゴは、オスの求愛が成功すると、お腹辺りにある育児のうを開き、そこにメスが輸卵管を差し込んで、卵を移します。この時、同時に受精も行われます。
卵の移し替えは、休憩を挟みながら数時間繰り返され、最終的に40〜50個(種類によって数が異なる)がオスの育児のうに移されます。
最大1ヶ月間、袋の中で受精卵を保護し、その後、孵化した稚魚を育児のうの口からポンッポンッと産み出すのです。
出産の際、オスは陣痛を思わせるような痙攣を起こします。
https://youtu.be/ljl4TBbXvFI
■「育児のう」では何が起きている?
その一方、育児のうが、いかにして受精卵の成長を促しているのかはよく分かっていません。
一般に、受精卵の成長には2つの方法があります。
1つは「卵黄栄養依存 (レシトロフィー)」で、受精卵にあらかじめ存在する卵黄を消費して成長する方法。もう1つは「母体栄養依存(マトロトロフィー)」で、母親の胎盤から直接栄養分をもらって成長する方法です。
多くの生物は、発生の初期段階でこの2つを組み合わせており、卵黄を消費してから、母胎の栄養素へと移ります。
研究チームは、今回、「ポットベリーシーホース(Hippocampus abdominalis)」という種類を対象に、育児のう内での「受精卵」と「孵化した稚魚」の乾燥重量(水分を除いた質量)を比較することで、どちらの栄養源に依存しているかを調べました。
続きはソースで
https://nazology.net/archives/65409
>育児のう内を調べると、受精卵が袋の壁にしっかり埋め込まれていました。
妊娠・出産や授乳をメスがする必然性はないんだよな
コモリガエルやな
あれは卵を背負ってるのはメスだけど、生まれてくる子供はオタマジャクシじゃないところまで成長して出てくるもんな
しかも未受精卵は皮膚から脱落するし、皮膚に埋め込まれなかった受精卵は孵化しない
明らかに親も卵もお互いを認識してるから、親が栄養与えていてもおかしくない気がするよね
コオイムシは流石に栄養分与えてなさそうだが